メッシュWiFiルーター Netgear Orbi WiFi6 レビュー続編 LINEだけ不可

 その後、Netgearのサポートから回答があり、PPPoEパススルー(PPPoEブリッジ)機能はない、ということがわかった。また、DS-Lite接続に関しては、クロスパスは対応していない(transixだけの対応)と念押しされた。
 と言っても、クロスパスで実際接続できているし、クロスパスだけの対応ならばどうしてAFTRが自分で設定できるようになっているのかわからない。それは置いておくとして、その後利用して面倒臭い問題が持ち上がった。iPhoneからLINEだけが接続できないのである。Orbiルータ経由でLINEのトークが見れない、送れない、LINEのニュースが見れない。LINEが届くと通知は来るが、アプリを立ち上げても何も来ておらず、WiFiを切ると読める。

 これは非常にトリッキーだったが、解決した。IPv6をDS-Lite設定すると、自動的にIPv4設定は不可(画面上グレーアウト)となる。DS-Lite設定する前は、IPv4設定でログイン必要としてPPPoEを設定していたが、DS-Lite設定すると自動的にIPv4設定は不可となった。この点が問題で、IPv4設定で一旦「ログイン必要」を「いいえ」とし、その上で、IPv6でDS-Lite設定すれば良いことがわかった。これがわかるまでに相当時間がかかった。というか、こういう実装になっているのはこのルーターの問題。早急に修正すべきだ。

 こんなことで困っている人は私の他には誰もいないかもしれないが、記録、共有しておこう。

結論は、
Orbi WiFi6はルーターの設定ソフトウェアがダメ、
肝心のメッシュなどのルーター性能は良い、
サポートも迅速で良い。

メッシュWiFiルーター Netgear Orbi WiFi6 レビュー

 今までは、BuffaloのWSR-1166DHPL2を無線ルーターとして、また同じBuffaloのWEX-733DHPを中継機として使っていた。年末に、ヨドバシカメラの夢のお年玉箱にメッシュルーターの夢があったので申し込んでみたところ当たった。そこで、メッシュルーターを初めて使う立場でレビューしてみよう。

 現在のネット環境は、VDSL回線の楽天ひかりである。楽天ひかりはIPoEサービスとしてクロスパスが利用できる。ただ、クロスパスはクロスパス対応のルーターが必要で、楽天ひかりのページにも案内されている機種を使わなければならない。今までBuffaloのWSR-1166DHPL2を使っていたのは、クロスパス対応ルーターの中で最安クラスだったからである。さて、今の我が家のネット環境は足回りがそもそもVDSLで速くはない、と言う問題点があるが、光ファイバーをそのまま引き込めない以上改善のしようがない。それ以外だと、ルーター設置場所から一番遠い部屋での無線が弱い、安定していないと言うのが問題だった。そのために中継機を使っていたが、ルーター単独よりややマシになった程度で、安定しているとは言い切れない感じだ。中継機は設置場所がシビアだと感じる。これを解決するためにメッシュルーターのお年玉箱に申し込んだのだ。
 
 楽天ひかりのクロスパス対応に関しては、楽天ひかりのWebページではNetgear製品は対応製品に並んでいないが、NetgearのWebを見るとDS-Lite対応(transix)となっている。

kb.netgear.com

 また、下記のWebにあるように、設定すればクロスパスでも使えるようだ。

golemiso.hatenablog.com

 これの設定に相当難儀した。まず、DS-Lite対応のためにはファームウェアをバージョンアップしなければならない。オンラインバージョンアップするにはネットワークに繋がらなくてはならないが、そもそもクロスパスで接続できないわけだから、既存ネットワークにアクセスポイントとして参加させてバージョンアップした。その上で、ルーターモードに変更して、と進めたが、なぜか、IPv6の設定の中に選択肢が出てこない。DS-liteの選択肢がないどころか、全ての選択肢が消えている。色々と試行錯誤した結果、ファームウェアバージョンアップは無事に完了していること、Orbiルーターがインターネットに接続していないと選択肢が出てこない、であろうと推測。ネットワークを旧構成に切り戻して、Orbiルーターをネットワークに参加させると選択肢が出てきて、DS-Liteの設定が可能だった。ただし、ネットワーク上位には既存ルーターがDS-Lite接続しているわけだから、Orbiルーターは当然エラーとなりインターネットには接続できなくなる。その上で、Orbiルーターを本来の場所に置くとクロスパスで接続する。
 これがもし本当にそうならば、これは重大なバグなのではないか。インターネットに接続できなければ、インターネット接続の設定ができない、なんて、缶切りは缶の中、みたいな話だ。

 ともかく、設定が完了して楽天ひかりにクロスパス接続できた。以前のルーター、中継機の構成に比べると、WiFiが格段に安定している。速度も十分早い。我が家ではどこの場所でもVDSLのMaxのスピードで伝送できている。今まではかなり速度が落ち込んだ部屋があった。

 今、Orbiで困っているのが、PPPoEパススルー(あるいは、PPPoEブリッジ)の設定が無いらしいことだ。会社のVPN(Z Scaler)はどうもクロスパス(というかDS-Lite方式)では具合が悪く、PPPoE接続がそのためだけに必要だ。そのルーターをDS-Lite接続ルーターの下位に置きたいのだが、そのままではOrbiルーターはPPPoEをパススルーしてくれない。今、サポートに問い合わせしているところだ。

 

VDSLのひかりコラボ事業者変更した (その3 最後)

 切替日には何も発生せず、BiglobeのPPPoE接続もそのまま生きている。なぜなら、Biglobeの解約日は切り替え月の末日になるので、それまではPPPoE接続は(IPv6オプションが有効ならばそれも)有効だからだ。
 BiglobeのIPv6オプションが解約されていれば、楽天ひかりから「IPv6開通完了のお知らせ」がメールで届く。その後に、新ルーターの設定で、クロスパスによる接続、に変更。IDやパスワードなど何も入れずに、クロスパスによる接続が確立する。
 
 スピードは十分速い。VDSLの上限スピード近くまで安定して出る。
 
 また気になっていた点も確認できた。
・VDSL ONU RV-S340SEの配下にクロスパスルーターを設置し、クロスパスによる接続ができた。
・ハードディスクレコーダーのDIGAを使っているが、その「どこでもディーガ」というサービスの屋外視聴がぎた。ネット検索では、IPoE接続だと接続できない、という書き込みもあるし、DIGA自体がIPv4での接続(PPPoE接続)で使うようにWebで案内していた。しかし、我が家の環境では可能だった。

VDSLのひかりコラボ事業者変更した その2

 前回のような経緯も多少影響して、いや、本当は一番得するプランはどれかをシビアに検討した結果、楽天ひかりに事業者変更することとした。楽天モバイルを使っている場合は、一年間インターネット利用料が無料というのは大きい。楽天モバイルの場合、IPoEがクロスパスなので、対応ルーターを自分で用意しなければならないというのはデメリットだが、一年間の無料で得する額に比べれば、ルーターは安い。
 申し込みはWebから実施できる。ただ、楽天ひかりはひかり電話をサービスしていない。楽天光でひかり電話を使いたい場合は、NTT東日本と直接契約することになる。
 申し込みは極めてスムーズだった。
 
 事業者変更に伴う、一時的な必要経費は
Biglobeの事業者変更手数料 3,300円
楽天ひかりの申し込み手数料 1,800円
NTT東日本のひかり電話申し込み手数料 1,800円
クロスパス対応ルーター(バッファローWSR-1166DHPL2) 4,000円程度
 月額固定費用は
楽天ひかりの利用料金(ただし、楽天モバイルユーザーは一年間無料)
ひかり電話の基本料金 550円
ひかり電話の機器レンタル料 450円
 
 ひかり電話の機器レンタル料は気づかなかった。説明されていないような気もするのだが、NTT東日本のWebで調べてもそのように記載されており、仕方ない。
 
 事業者変更に伴う回線切り替えのため、楽天ひかりから電話があり、切替日などを決定。NTT東日本からも同様の連絡がある。
 切り替えのための事前準備として、
BiglobeのIPv6オプションを解約
楽天ひかり クロスパス対応ルーターの購入
 を実施。IPv6オプションの解約は忘れやすいところだ。Biglobeの回線切り替えに伴い自動的に解約されるわけではない(サポートデスク談)。解約されていない場合は、楽天ひかりのクロスパスがオンにならず、IPv4 PPPoE接続(接続IDとパスワードを入力して接続するやり方)をせねばならず、スピードも遅くなる。注意したいところだ。
 
 今までのBiglobeでは、VDSL ONU RV-S304SEが、VDSLのONU(終端装置)かつルーターだった。無線は別の自前のアクセスポイントをRV-S304SEに接続していた。BiglobeではIPoE(IPv6オプション)でも、PPPoEでも、どちらもRV-S304SEがルーターとして動作していたが、今後は(楽天ひかり導入後は)クロスパス対応ルーターをルーターとして動作させることになる。従って、RV-S304SEをONU、WSR-1166DHPL2をルーター(無線ルーター)として使う。BiglobeのPPPoE接続でもこの構成で使用開始することとし、下記のようにRV-S340SEを設定して、LAN側NICへPPPoEパケットを流す。
  1. RV-S340SEを初期化(工場出荷時の状態)
  2. * 「Web設定」の1回目のログイン時に、「設定ウィザード」の[利用タイプの選択]で、利用タイプを「インターネット接続先を設定しない」を選択し、その後、接続先設定を行っていない状態
  3. * 「詳細設定」-「高度な設定」の[ブリッジ設定]で「PPPoEブリッジ」を「使用する」に設定し、「基本設定」-「接続先設定」で、「接続可」を 1つもチェックしていない状態

VDSLのひかりコラボ事業者変更した その1

 我が家では今、ビッグローブひかりを使っている。「光コラボ」の回線だ。二年契約で、今までの何度か何もせず更新してきたが、今回は、他の業者に切り替えたら何か得することがあるのかな?と思いつき調べてみた。すると、結構得するプランがある。光コラボから光コラボに乗り換えるのは、「事業者変更」という取り扱いになる。事業者変更でも、新規申し込みよりはやや少ないけれども、得するキャンペーンをいくつかの業者が用意しているようだ。
 
 色々と比較した結果、OCN光か楽天ひかりを移行先の候補とした。
 
 事業者変更するにあたって心配だった点が二つ。一つ目は電話番号が同番移行できるか。我が家ではひかり電話を使っているので、それをそのまま同番移行したい。二つ目はVDSLのONU(端末)はそのまま使えるのかどうか。我が家は古いマンションなので、直接光ファイバーを引き込むことができないのだ。
 
 VDSLのONUについてはそのまま使えることを簡単に確認できた。が、ちょっと難しかったのが電話番号の件。我が家で今使っているひかり電話は、加入電話いわゆるアナログ電話からの移行ではなく、最初からひかり電話として開設したものだ。ビッグローブ光の光コラボと同時に開通したものだ。OCN光に電話して確認すると、
 
>NTT東日本/西日本にて、ひかり電話もしくはアナログ電話で発行された
>お電話番号であれば、番号を引き継ぐことが可能
 
 とおっしゃる。
 我が家の場合、光コラボで発行されたものだから、それは番号を引き継げるのかと再度確認したところ
 
>光コラボのひかり電話で発番された番号は、事業者変更では同番号で引き継げない。
 
 とのこと。
 
 それならば移行することはできないが、OCN光の事業者変更の注意書きのどこにもそんなことは書いていない。なので、116に電話してNTT東日本に尋ねてみた。NTT東日本で提供しているひかり電話ではないので個別の私の回線の話はできない、という断りの上で、一般論としては、光コラボで提供されているひかり電話は、回線としては何も変更せずただ契約事業者を切り替えるだけなので、同番移行できないということはない(つまり、移行できる)、とのこと。
 
 OCN光の回答が怪しくなってきたので、楽天ひかりにも同じ問い合わせをしてみたところ、116と同様の回答で、「同番移行できる」とのこと。しかも、移行対象の電話番号から実際に確認してもらうことができた。(続く)

エレコム Bluetooth ヘッドセットLBT-HSOH12PCBKがHD Voiceで接続できない

 在宅勤務がメインになって一年半が経つ。従って、打ち合わせはオンラインがほとんど。ヘッドセットの快適性や音質は、オンライン会議のクオリティや快適性に大きく影響する。今までヘッドセットを色々と試してきた経緯については別の記事

 

thinkinglog.hatenablog.com

 

に記載しているが、私が今ヘッドセットに求めるのは下記のようなことだ。

  • つけ心地が
  • 良いこと。
  • 音質が良いこと。こちらの音声もクリアに相手に聞こえてほしいし、相手の声もクリアに聞きたい。
  • 片耳。
  • できたら無線。
  • できたら値段が安い。

 現在使っているJabra65が少し破損してしまい、新しいヘッドセットを検討したところ、エレコムのLBT-HSOH12PCBKが良さそうだと判断。値段は安く(5000円程度)、片耳、耳にクッションパッドがあって、しかもHD Voice対応。早速購入した。
 使ってみると、どうも音質が悪い。以前使っていたサンワサプライのBluetoothヘッドセットのような音。AMラジオのような音質だ。本当にHD Voiceで接続されているのか疑って、確認してみた。確認方法で参考になるのが下記のページ。

pc.watch.impress.co.jp


 すると、16ビット、8000Hzと出ている。これはHD Voiceではない。確認したのはWindows10(HD voice対応後のバージョン)と、MacOS。両方ともHD Voiceでは接続できなかった。

 HD Voice対応とは、通常BluetoothのプロファイルHFP version1.6のことを指している。ただ、この製品のパッケージにはHFP ver1.6とは記載していないので、エレコムに電話して確認した。すると、「機器によってはHD Voiceで接続できないことを確認しており、その場合は対応方法がない。希望すれば、返品の上、全額返金することができる。」とのこと。従って、全額返金をお願いして、返品した。音質以外は良かったのに、残念。

 ヘッドセット探しはまだ続く。

自動車保険の車両保険に入るのが難しかった話

 最近、クルマを購入した。これはこれで楽しい話ので、ブログに書きたいような気もするけれども、今回共有したいのは自動車保険の話。

 

 購入したクルマは中古車で、マツダのディーラーを通じて購入した。納車日も決まり、陸運局での登録も完了したとディーラーから連絡があったので、自動車保険の申し込みをすることになる。もちろん、自動車保険は安くしたいので、オンライン型の自動車保険の見積もりをとった。見積もりをとっている時に、車検証のコピーから入力しているとエラーが出ることに気づいた。購入した車の形式を入力し、初度登録年月を入力すると、エラーが出る。初度登録年月を一月後にずらして入力してみると、エラーが出ない。

 

 おそらくは次のような理由でエラーが発生している。購入したクルマのメーカーからの発売開始年月よりも前に初度登録されているからだ。そのようなクルマはまだ世の中には存在していませんよ、そのときには、ということなのだろう。でも、実際に存在しているのだ。車検証の初度登録年月が間違えているわけではない。

 

 ということで、どこの保険会社の見積もりでもエラーが出てしまうので、問い合わせ窓口に確認した。なお、1ヶ月ずらしてエラーが出ないようにして見積もり金額を出し、その時点である程度保険金額が高い(支払いが高い)会社についてはそもそも問い合わせをしていない。

アクサダイレクト:電話で相談したところ、車両保険の引受ができないとのこと。
三井ダイレクト:電話で相談したところ、インターネット割引(1万円)が受けられないが、電話口で保険の引受は可能。
チューリッヒ:電話問い合わせ窓口がない。メールで問い合わせしたところ、「初度登録年月が相違している経緯をディーラーに問い合わせて欲しい。」との返信があった。
SBI損保:電話で相談したところ、Webの見積もりをその場でオペレーターが修正してくれて、それを使ってWeb申し込みできるとのこと。インターネット割引も受けられる。

 

 イーデザイン損保、ソニー損保、楽天損保、おとなの保険、は、問い合わせしていない。

 

 ということで、SBI損保に申し込むことにした。SBI損保の対応は素晴らしかった。