慢性副鼻腔炎の手術

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今日から入院だ。小さい頃から副鼻腔炎によく罹っていて、結局この日にたどり着いてしまった。鼻の中にポリープがあって、通称「鼻茸」ですね、それを取り去るための手術、と、鼻中隔矯正の手術を合わせて実施することになった。

手術一日前から入院。特に検査もなく、静かに時間が過ぎて行く。明日はどうなるのか。不安はあるが、その一方で、スッキリするのかなという期待というか楽しみがある。

また明日、書けたら。

倒れるときは前のめり 有川浩著

この本はお勧めできる。ショートエッセイ集である。「○○、結構好きですよ。」という言い方に嫌悪感を抱いている話が印象深い。これを読んでから、「結構好き」とは言えなくなった。私は有川浩さんの本が大好きです。
 

実録水漏れマンション殺人事件 久川涼子著

この本は面白い。が同時に怖い。何が怖いって、自分の所有しているマンションのすぐ真上の部屋で殺人事件が起きて、何日間も続く全面的な水漏れが発生していまい、その責任を問おうとしても、そもそもの原因を作った殺人犯には賠償するような能力もない、なんて場合を考えたことがありますか。マンションだって、一戸建てだって、その隣に住んでいる人によって、区分所有している住居の環境、価値は一変する可能性がある。例えば、ゴミ屋敷の隣の一軒家には誰だって住みたくはないだろう。
そのような悲惨な目に遭ってしまった著者の心折れながらの、しかし心折れずに頑張る記録である。
 

読書感想 ワイルド・ソウル 垣根涼介著

これは面白い。
戦後、日本からブラジルを始め南米の幾つかの国々に新天地を求めて移住した人がいた。これは日本の国家の事業として推進され、数多くの人が宣伝された南米の暮らしを夢見て、なけなしの金を用意して、南米に渡っていったのだ。しかし、それは地獄の始まりだったのだ。そんな男たちが引き起こす日本政府に対するテロ事件。目を覆いたくなるような南米での生活、そして後半のスピード感のある日本での事件。皆が不幸を抱えた話であるが、その一方で読後に清涼感も感じる。
これはおすすめできる。