2015-07-14から1日間の記事一覧

読書感想 重力ピエロ 伊坂幸太郎著

伊坂幸太郎の本は、死神の精度で出逢った。その後も「魔王」は大好きな本である。 この「重力ピエロ」は伊坂幸太郎の特有の言い回しが多様されていて、死神の精度や魔王のそぎ落とされた面白さのエッセンスみたいな雰囲気が薄い。でも、なかなかおもしろい。…

読書感想 奪取 真保裕一著

真保裕一の本は今までに何冊か読んでいる。映画になったホワイトアウト、灰色の北壁、栄光なき凱旋を読んだはずだ。 栄光なき凱旋と、灰色の北壁は私の中では秀逸な本である。 今回は「奪取」。偽札作りを通じて騙し、騙され、というスリリングな物語である…