2017-05-11から1日間の記事一覧

砂の街路図 佐々木譲著

私の一番好きな作家の佐々木譲。この本は読んでいなかった。が、また抜群の面白さ。同氏の他の作品とはやや異なった作風だが、舞台となる街が浮かび上がる。狭い街の、昔の人間模様。ドラマ。一気に読了。お勧めできる。

死神の浮力 伊坂幸太郎著

あいも変わらずに伊坂幸太郎は面白い。「死神の精度」を以前に読んだ。これはとても面白かった。そして今回は死神の浮力。面白いねえ。千葉の大活躍には笑ってしまう。悪い奴は徹底的に悪く、結末まで行けば爽快感がある。お勧めできる。

倒れるときは前のめり 有川浩著

この本はお勧めできる。ショートエッセイ集である。「○○、結構好きですよ。」という言い方に嫌悪感を抱いている話が印象深い。これを読んでから、「結構好き」とは言えなくなった。私は有川浩さんの本が大好きです。

ハーモニー 伊藤計劃著

この本はどこかで「読むべき本」として推薦されていたが、申し訳ありません、最初の三分の一ぐらいで脱落。私には合わない。

実録水漏れマンション殺人事件 久川涼子著

この本は面白い。が同時に怖い。何が怖いって、自分の所有しているマンションのすぐ真上の部屋で殺人事件が起きて、何日間も続く全面的な水漏れが発生していまい、その責任を問おうとしても、そもそもの原因を作った殺人犯には賠償するような能力もない、な…