最近、といっても、しばらくこのブログを更新していないが、読書記録になりつつある。
今度は、
「図地反転」 曽根圭介 著
講談社 1,680円
ある幼女殺人事件が発生。目撃証言からある男が容疑者として浮上し、ベテラン刑事の取調べで自供も得られた。そして、容疑者の雰囲気、行動も明らかに犯人であると思わせるに十分であった。
また、十五年ほど前に発生した幼女殺人事件で逮捕された男が服役後にあるアパートに居住するのだが、その男も怪しさ十分であったのだが・・・
我々の見方は、小さなことで百八十度変わることがある。冤罪が生まれる素地もそこにある。非常に面白かった。おすすめである。