アメリカで病院に行く

 久しぶりにブログを書いている。以前にも書いたが、書きたいことは山ほどあって、毎日おどろくべきことがあるのだが、書く時間がない。忘れてしまいそうになる。

 家族でアメリカに引越しすることが決まってから、ずっと心配に思っていたのが医療についてである。「日本とは相当違うらしい。」ぐらいの知識しかなかった。私の勤務先もその部分のケアは手厚いと思うが、それでも戸惑うことは多々ある。ちなみに赴任前に心配な3大要素というのは、安全、教育、医療なんだそうだ。たしかに。

 赴任して早々にしなくてはならないのが、予防接種である。子どもたちは日本で定められている予防接種はすべて受けていたが、米国にも決まった予防接種がある。これが結構な数があり、足りない分はこちらで接種しなくてはならない。そして、接種しないことにはこちらの学校には入学できない。

 そして、足りない分の複数の予防接種は一気打ちである。さすがに混ぜて打つわけではないが、一回に三本、四本と打つ。子供にとっては大変なことである。  しかし、日本ではまだ認可されていない(認可される予定もあるかどうかわからないが)、ロタウイルスに対するワクチンなども接種できて、予防接種に積極的な我が家としてはありがたい。

 この定められた予防接種だが、当然のように費用が必要となる。日本のような国民保険、健康保険という制度は米国には存在せず、民間の保険会社の医療保険を使って医療を受けている。私のように日本から引っ越した場合、まだ到着して日が浅いと保険の手続きが間に合わず、保険無しで受診せざるをえない。これらの予防接種も保険なしで、つまり、自費で予防接種したのだが、これが結構高いのだ。0歳児の息子に四本の予防接種をして、2000ドルぐらい。クラっとするほどの値段である。

 私のようなサラリーマンは勤務先が民間の医療保険と契約している。健康保険と同じで、給料から天引きされて保険料になるわけだ。民間の医療保険なので複数の会社があるのだが、医療機関、病院はそれらの保険会社と特別の契約をしているかどうか、というのが、留意点。それをこらちでは「○○保険会社のネットワーク」内あるいは外、と呼んでいるようだ、ネットワーク内であれば、比較的安く、ネットワーク外であれば比較的高くなる。ただし、ネットワーク外であっても医療保険を使えないわけではなく、医療保険から保険金(医療費)が支払われることには違いないが、その割合が異なるようだ。