“写真 Library”を修復しようとしましたが、このライブラリを開くことができませんでした。

 この記事のタイトルのようなエラーが出たのだ。「写真」アプリで。この記事では、Macの「写真」アプリケーションのことを写真アプリと呼ぶことにする。一般的な意味の「写真」なのか、写真アプリの意味の「写真」なのか言いにくくて仕方がない。

 先日、iMac 2015 Late 27inch Retinaを購入した。これは後日、このBlogに書いておきたい内容ではあるが、今回の記事は写真アプリの移行に関するエラーの話である。

 今まで使っていたiMac Late 2009 27inchから、Time Machineのバックアップを使って新しいiMacに移行した。この一連の立ち上げの部分はとてもスムーズで、さすがアップル、Macintoshと言えるような出来である。

 しばらく使ってから、写真アプリを立ち上げると「ライブラリを再構築する必要がある。」と出た。ライブラリをリストアしたので、みたいな文言も入っていたかもしれない。何の疑いもなく、OKをクリックすると、再構築スタートするのだが「修復の必要がある。」と途中で出て、さらにOKして進めると、95%進んだところで、タイトルのエラー「“写真 Library”を修復しようとしましたが、このライブラリを開くことができませんでした。」が出てストップ。

 リストアしたデータがおかしかったからなのかと思い、再度リストアしたものを使っても同じ。バックアップ自体がおかしかったのかと仮定し、もう一度iMac Late 2009から「写真ライブラリ」をコピーしてからやっても同じ。アクセス権の問題かもしれないので、DiskUtilityでチェック、しかもブート時にCommand + RでDisk Utilityでチェックさせても何も問題なし。外付けUSBハードディスクにライブラリを移動させてその上でやっても同じ。

 と、単純なアクセス権の不整合などによる問題ではないような雰囲気である。

 不思議なのが、同じライブラリを使っている「はず」のiMac Late 2009の環境では問題がないことだ。OSも最新版までUpdateさせてあり、環境としては同じはず。

 そこで、下記のWebを参考に別の解決策を試した。

Photos in El Capitan | Apple Support Communities

 私の問題と少し違う内容かもしれないが、Photos Libraryを再構築できない、という点に関しては同じである。ただ、iCloudフォトライブラリを使わねばならないので、有料である。AppleのジーニアスバーにiMacを持って登場するのに比べたら安いもんだ、とかんがえてiCloudフォトライブラリをスタート。ライブラリが300GB近くあるので、1TBの契約である。最近大幅に安くなったとはいえ、1TBの契約はまあまあ高い。

 iMac Late 2009でiCloudフォトライブラリをオンにして開始。全てをアップロードしきるまでにおおよそ三日間かかった。Activity Monitorで見ていると、写真ライブラリをそのまま単純にアップロードしている訳ではないようだ。アップロードしている時間はかなり短く断片的で、それよりはCPUがフルに稼動している時間が長い。写真ライブラリ上の動画を処理してるのか、写真ファイルを処理しているのか。CPUがフルに動き、しばらくするとアップロードを一かたまり行い、またCPUがフルに動作するということを三日繰り返してiCloudフォトライブラリへのアップロードが完了した。

 その後は上述のWebのやり方通り進める。

 iMac Late 2015で問題の起こっている写真ライブラリをゴミ箱に入れ、空にした。Optionを押しながら写真アプリを起動し、新規ライブラリを作成。写真ライブラリの設定から、作成した新規ライブラリをシステムライブラリに指定。iCloudフォトライブラリの仕様をオンにする。

 ダウンロードがスタートし始めるが、結構早く進む。と思っていたら、一旦ダウンロードが終わった後に、先のiMac Late 2009の時と同じようにCPUが一生懸命動作して何かを処理している。プログレスバーは二度ほど完了したが、また0になって、何かダウンロードをし始めている。今は、そのダウンロード中である。

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 解決すると良いのだが。(続く)