iPhoneとマイナンバーカードで確定申告

 マイナンバーカードも取得したことだし、確定申告の電子的な提出e-Taxを初めてやってみた。令和元年度分(2019年分)の確定申告だ。

 我が家にはスマートカードリーダーは無いし、Windowsパソコンもないので、Macでe-Taxはできない。スマホをスマートカードリーダーに、というのも、Windowsではない時点でダメだし、iPhoneはそもそもスマートカードリーダーにならない。そこで今年からできるようになった、iPhoneで直接確定申告、をやってみた。

www.e-tax.nta.go.jp

 まず、このページ。どこから読んだら良いのか分からない。どうにかiPhoneを使ったやり方を探し当てると、iPhoneのアプリのマイナポータル場での初期登録が必要とのこと。この手順がややこしい。丁寧に書いてあるので、その通りやれば良いのだが、マイナポータルからSafariに飛んだり戻ったりと、わかりづらいことこの上ない。マイナポータルとe-Taxを接続するというページの作りもスマホ用になっていなかったりと、まだまだ発展途上だ。

 そこをなんとか終えて確定申告の入力になると、こちらは比較的スムーズ。入力途中の保存もできるが、iCloud上のローカルファイルとして保存されるので、ちょっとわかりづらい。

 入力を終えると、確定申告書に署名して、提出になるが、これの電子的な進め方がわかりづらい。マイナポータルに飛んだり、Safariに行ったりと、これまたわかりづらい。また入力後の最終確認や、提出物はpdfで閲覧することになっていて、これもみづらい。これを印刷、保管しろというのだから、普通のスマホユーザーには無理なのではなかろうか。

 私の場合、医療費控除と、ふるさと納税があったが、結局最後までやってわかったのが、医療費通知は紙を提出する必要があるということ。(なお、寄付金証明書は提出の必要はないが、5年間の保管の義務がある。) これが最初からわかっていれば、パソコンで確定申告書を作ったのに・・・と思ったが。

 医療費通知もマイナンバーで自動的に実績が取れるようになれば紙の提出は必要なくなるはずなので、将来的には全てスマホ上で完結するようになると信じたい。

 

PS4(CUH2000)からWiFi 5GHz 36チャンネルに接続できない(続報あり)

 備忘録。

 我が家のPS4(スリム型 CUH2000)は無線アクセスポイントBuffalo AirStation WSR-1166DHP3に5GHzで接続している。

 この前、自宅の近くに、設定していた5GHzと近いチャンネルで5GHzのアクセスポイントがあることに気づき、チャンネルを100番ぐらいにしたところAmazon Fire TV Stickが5GHzで接続できなくなった。調べると、Amazon Fire TV Stickは5GHzのうち特定のチャンネルしかつながらない仕様だ。AmazonのFire TV Stickの商品ページに明記してあった。「5GHz帯はW52の36, 40, 44, 48の4チャンネルにのみ対応」

 そこで36チャンネルにしたところ、今度はPS4がつながらなくなった。いろいろ試したがどうしてもつながらないので、無線アクセスポイントの5GHzのチャンネルを40にしたところあっさり接続。チャンネル36では接続できない、という知見を得た。

 

続報。

 近隣のアクセスポイント等のチャンネルのバッティングが気になっていろいろ試しているうちに、帯域と関係があるのではないかと思いついた。上述のつながらなかったときの設定、5ギガヘルツ36チャンネル、帯域は80メガヘルツだった。今回、再度同じ設定にしたところやはりつながらない。表示は、インターネットに接続してください、になる。そこで帯域を40メガヘルツにしてみると、プレイステーションが読み込んでいるような○× △表示をしはじめたが、読み込めない。そこでさらに帯域を狭めて20メガヘルツにすると、読み込めた。

 我が家のインターネット環境は、VDSLなので最大100Mbpsである、そこから考えると帯域20メガヘルツで十分。このまま運用しよう。

NAT64/DNS64は速い

 5Gなんてやってきたら、「自宅にインターネット回線を引くとか何の意味があるんすか?」と言われそうな気もするけれども、現時点(2019年8月)ではまだ自宅の固定回線の必要性があるように思える。世の中的には、固定回線なく使っている人もたくさんいるとは聞くけれども。

 

 この自宅の固定回線をどこの業者にするのか、というのは、選択肢も多く、どうやって選んだら良いのかわからないという人も多いのではないか。Softbank Airのように、固定回線を携帯電話網で、という考え方もあるが、ネット上の評判を見ても僕はどうしても速度の低下の懸念が拭えない。我が家では固定回線は光ファイバーをVDSLで引き込んでいる。マンションが古いため、マンション構内で光ファイバーを引き込むことができない(この顛末は別の記事に書いている)。

 

thinkinglog.hatenablog.com

 

 

thinkinglog.hatenablog.com

 

 VDSLは上り下りとも100Mのスピード。今となってはやはりやや物足りない数字だが、これ以上望めないのだから致し方ない。しかし、この100Mというスピードも混雑時に出すことは難しい。フレッツ光を足回りに使っているPPPoEでは混雑でスピードが十分でないことがある、ということらしい。

support.biglobe.ne.jp

 我が家で使っているBiglobeではIPv6を提供しており、今まで「IPv6オプションライト」というものを契約していた。混雑しているPPPoEではなく、IPv6のIPoEを使うことができるのだが、実際どのようなものなのかよくわからずに使っていた。そのような中、BiglobeからNAT64/DNS64トライアル利用の案内があり、先日から利用を開始した。ちなみに、現時点(2019年8月)これはあくまでもまだ一般公開されたサービスでなく、利用者を限定したトライアルでの実施だ。

support.biglobe.ne.jp

 結論から言うと、NAT64/DNS64は速い。もし使える機会があるならば申し込んだ方が良い。(ただし、BiglobeのNAT64/DNS64の申し込みページにある通り、いくつかの特殊なケースが動作しなくなる。)


 ただし、このサービスは現状トライアルで一般には申し込めない。その場合は、Biglobeならば「IPv6オプション」サービスを使うべきだ。他のプロバイダーではIPv6プラスというような名称かもしれない。また、重要な点だが「IPv6オプションライト」ではない。「IPv6オプションライト」と「IPv6オプション」の違いを簡単に言うと、接続先のサイトがIPv6に対応していない場合、つまりIPv4のみの場合、オプションライトでは従来の接続のやり方PPPoEを使用して接続し、混雑を回避できない。しかし、IPv6オプションでは、そのような場合でもIPoE接続を経由して接続でき、混雑を回避することができる。

 

 したがって、IPv6オプション(v6プラス)を利用している場合には、NAT64/DNS64を利用してもスピードが上がる可能性は無い。

 

 では、なぜIPv6オプションではなくNAT64/DNS64が提供される(トライアルだが)のかというと、自宅ルーターが特殊なタイプである必要がないから、だ。IPv6オプションでは、自宅ルーターはそれに対応したモデルである必要がある。ひかり電話、を契約した場合には、そのサービスに対応したルーターが設置されるので問題ないが、それ以外の場合には、自分でIPv6オプションに対応したルーターを用意するか、あるいは、プロバイダーからレンタルする必要がある。それが、NAT64/DNS64では、基本的には何も変更が必要ない。

 

 とすると、次の疑問としてなぜNAT64/DNS64をサービスしないのか(IPv6オプションの代わりに)ということになる。ここからは私の推測だが、NAT64/DNS64は接続業者側の費用がかかる、つまり装置の値段が高い、のではないか。また、IPv6に対応しない機器、IPv6アドレスを取得できない機器は、NAT64/DNS64を使うことはできず、従来のPPPoE接続になってしまう。IPv6オプションでは、IPv6非対応機器でも速度向上が見込めるのだ。ただ、今時IPv6に対応していない機器は少なくなりつつある。我が家では、ゲーム機、Scansnapは非対応だが、Mac、iPhoneは対応している。

 

まとめ
・IPv6オプション(v6プラス)は申し込むべき。ひかり電話を使っているなら機器もそのまま。
・NAT64/DNS64はIPv6オプションを使っていないならば申し込むべき。IPv6オプションを使っているなら、そのままでいい。

MARVELシリーズ

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 次男と三男が最近MARVELにドップリである。数ヶ月前にディズニーデラックスを1ヶ月だけ契約した。そもそもの目的は、スターウォーズを見る、エピソード8を見る、ハンソロを見る、だったのだが、次男がアベンジャーズ・インフィニティ・ウォーを見て、それから、兄弟でストームブレーカーごっこをし、ドクター・ストレンジの魔法をかけ、とやっている。

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 僕自身はMARVELシリーズを今まで見たことはなかったが、なんとなく「アメコミ」「子供向け」というような先入観を持っていた。が、その頃アベンジャーズ・エンドゲームが公開された。Twitter上で「泣けた」「絶対に見るべき」とたくさんのツイート、こりゃ見なきゃいかんかなと思い直した。ディズニーデラックスに入っているわけだしね。

 ちらっと次男が見ていたインフィニティ・ウォーを見ると、登場人物が多く、わけがわからない。いきなり悪の帝王みたいなの(サノス)が出てきて、良い人チームを簡単に捻り潰している。おっと、これはもっと前から見なきゃならんか、と調べると、インフィニティ・ウォー、エンドゲームは今までのMARVELシリーズを見てきた人には感動、今まで見てきてよかった、とネット上に書かれている。

 じゃ、最初から見てみるかと、ディズニーデラックスの前回の1ヶ月間でスタートしてみた。しかし、これ20作品以上あるんですね。以下がエンドゲームに至るまでのMARVELシリーズ映画のリスト。

1. (未登録)インクレディブルハルク
2. アイアンマン
3. アイアンマン2
4. マイティーソー
5. キャプテンアメリカ・ファーストアベンジャー
6. アベンジャーズ
7. アイアンマン3
8. マイティーソー・ダークワールド
9. キャプテンアメリカ/ウィンターソルジャー
10. ガーディアンズオブギャラクシー
11. アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
12. アントマン
13. シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
14. ドクター・ストレンジ
15. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
16. マイティ・ソー バトルロイヤル
17. (未登録)スパイダーマン・ホーム・カミング
18. ブラックパンサー
19. アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
20. アントマン&ワスプ
21. (未登録)キャプテンマーベル
22. (未登録)アベンジャーズ/エンドゲーム

 このうち、「未登録」はディズニーデラックスに入っていないタイトル(2019/08/18時点)。20番目のアントマン&ワスプは数ヶ月前にはディズニーデラックスになかったが、今は入っている。

 1ヶ月では見切ることができなくて、今月、再度ディズニーデラックスを契約。で、この前、やっとインフィニティ・ウォーまで全て達成。また、この他にスピンアウトドラマの「エージェントカーター」も。

 先入観を持つべきではないですね。ホント。どれも面白いし、それぞれのシリーズの個性がいい。アイアンマンのテクノロジーのパワーと主人公の皮肉さ、マイティーソーの神様パワーと正義感、キャプテンの人間パワー(強化人間だけども)と誠実さ、ガーディアンの宇宙SF感とおバカとイケてる音楽。

 僕としてはアントマンを推したい。アベンジャーズに一線引いた立ち位置、コミカルさがいい。アントマンも先入観と、見た後の感想の差が大きかった。もちろん、めちゃ面白かった。「アントマン」じゃ、子供向けの、ミクロの決死圏的な、B級映画かなとか思ってたけども。そんなことは全くない。

 次は何を見ようか。エージェント・オブ・シールドに行ってみるか。

Disney DELUXEの感想

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 Disney DELUXE(ディズニーデラックス)が始まった。Netflixや、hulu、amazon videoのようなオンデマンドビデオサービスである。内容は、上記のリンクを読んで貰えば分かるが、ディズニー、スターウォーズ、ピクサー、マーベルのコンテンツに特化したサービスだ。

 特化したとはいえ、他のビデオサービスではこの四つが揃うことはなく、この四つが好きな人、四つでなくてもこのうち一つでも好きな人にとっては、とても興味があるサービスではないかと思う。

 我が家の場合、スターウォーズをこよなく愛しているので、ゴールデンウィークに徹底的に見てやろう!と加入した。

 で、結論から言うと、間違いなくオススメできる。数少ない欠点を言うと、

その一、動画の持ち出しに対応していない。自宅外でバケットをバカスカ使って見るのはやや気がひける。なので、持ち出しに対応してくれると嬉しい。

その二、iPadのアプリがやや不安定。我が家では初代iPad ProでAppleTV(3rd)にAirPlayで飛ばして、テレビで見ることが多かったが、やや不安定である。ただ、はっきりとした原因が分からない。AirPlayでAppleTVに飛ばせないことがよくある。その時、他のアプリ、例えばYoutubeではAirPlayできるので、iPadあるいはAppleTVの不具合というわけではないと思うのだが、症状がはっきりしない。

 この二つだけが不満で、あとは我が家の場合は完璧だ。また契約してからわかったが、マーベルのコンテンツがめっちゃ面白いし、ディズニーのコンテンツのクオリティの高さも素晴らしい。吹き替えも全作品(我が家で見た限り)できていて、しかも、飛行機の映画で時々ある「声優がなんだこりゃ」みたいなこともない。古いディズニーの画像も想像以上に綺麗だし、何よりも、いわゆるディズニーの古典作品、例えば、白雪姫、シンデレラ、ピーターパンなどの素晴らしさに感動した。

読書感想 壁の男 貫井徳郎 著

 この本をどう言い表してよいのか、未だによくわからない。私は読後に放心状態になってしまった。
今まで貫井徳郎の本は何冊か読んでいる。乱反射、愚行録などだ。人間の不条理さを描いた、氏の特有の描写は、ときに救いの無さを読後に感じたが、この「壁の男」はちょっと違う。
私のこの本の理解は、人間それぞれの行動の下に隠れた考え、事情は、他人には分かりづらい、わからない、わかるはずがない、というものだ。みんなそうして生きているのだ。
この本は間違いなくおすすめできる。私がこの数年で読んだ本でナンバーワンである。

 

PS4 VR専用ソフト ASTRO BOTは間違いなくすごい

 ASTRO BOTだ。PS4のVR専用ソフトである。買おうかどうかしばらくの間迷っていたが、調べてみると絶賛している評価ばかりで、Disk版を購入した。Disk版を購入したのは、面白くなかったら売っちゃえばいいし、という打算があったのはいうまでもない。

 結論から言いますが、これは間違いなく素晴らしいゲームだ。もちろん、人によって合う合わないはあるだろう。しかし、だ。他のBlogなどで言われているのと同じことしか言えないのが悔しいが、本当にすごい画期的なゲームだ。

 マリオ64をプレイした時のことを思い出した。今までにないゲーム。こんなことがゲームでできるようになったという驚き。この驚きを誰かに伝えたくなる。そんな気持ちが、このASTRO BOTでもするのだ。

 息子たちもこのゲームを遊ぶが、こんなゲームを子供の時からできてしまうということに、羨ましさと、これでいいのだろうか、という思いすらさせる。このゲームの驚きが当たり前になってしまったら、何にワクワク、ドキドキすれば良いのだろうか、と不安にさせるものがある。

 ディズニーランドの乗り物に乗った時に、「これから何が起こるんだろう。」「ワー!」みたいな気持ちにならないだろうか。それですよ、それ。それがVRを頭にかぶって、このゲームを起動すると得られるんですよ。こいつはスゲーや、という感想が思わず口から出てしまうんですよ。

 PS VRを持っているなら、そして、アクションゲームが嫌いじゃないなら、この世界を味わうべきた。

 なお、VR酔いはほとんどない。この点もよく工夫されている。

 ということで、最大級のオススメである。