Willcom SOCIUS WX01S

 その昔、iPhone3GSが出るまでは、私と家内はウィルコムユーザーだった。

 私も家内も相当以前からのウィルコムユーザーで、いや、ウィルコムという社名ではなかったから、DDIポケットユーザーで、というほうが正しい。メールアドレスのドメインは、私は@pdx.ne.jpだった。これが古いということが分かる人は、かなり少数派、マニアであるということは認めよう。

 ウィルコムは、PHSを私は高く評価していて、通話品質の良さ、電池の持ちの長さ、コストが安い、等の利点があったが、いかんせんiPhoneの魅力に抗うことは出来ず、とうとうSoftbankのiPhoneに乗り換えてしまった。それから、約2年間たったが、その間にウィルコムはソフトバンクの支援を受け、素晴らしいサービスを開始していた。「誰とでも定額」である。

 誰とでも定額の説明はたくさんWebにあるだろうから書かないが、端末をSOCIUSにした。最近リリースされたばかりの端末で、Bluetoothの端末になるというのが特徴である。

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  このBluetoothの機能が素晴らしい。Bluetooshのヘッドセットを使えたり、PCのモデムになったりする機能を持つ携帯電話、スマートフォンはいくらでも存在するが、これは唯一無二の「Bluetoothのヘッドセットになる機能」を持つのである。これはどこの携帯電話にもない機能である。

 つまり、iPhone、iPhone以外のBluetooth機能を持つ携帯電話のヘッドセットとして使えるということだ。むろん、Bluetoothでヘッドセットにペアリングされていても、PHSで発信、受信することもできる。しかも、二台の機器からのヘッドセットとして同時に認識できる。着信音は親機(iPhoneとか)の音で鳴らすこともできる。親機と同じ音をSOCIUSから鳴らして着信することができるのだ。着信音登録もしてないのに。PHS着信しているのか、親機着信しているのかすぐ分かる。

 それから、電話帳をBluetoothで転送することができる。ただし、iPhoneの場合はフリガナが正しく転送されない。ここだけどうにかして欲しい。  本当に素晴らしい電話だ。