macOSアップデートで失敗し、再起動を繰り返す

 突然、

>コンピュータにmac osをインストールできませんでした。パス/System/Installation/Packages/OSInstall. mpkgは存在しないか破損しています。インストーラを終了してコンピュータを再起動してやり直して下さい

 と表示されるようになった。「はいはいー、今までにみたことのないメッセージだな」なんて思いながら、再起動ボタンを押す。しかし、また同じメッセージ。これをなん度も繰り返すうちに、これはヤバイんじゃないかと思い始めた。

 googleで検索すると、同じような症状で困ったという事例がたくさん出てきて、過去からこのようなことが発生していたことを知った。それに関するWebサイトをいくつか読み、セーフブートで起動したならば、上述のパスのファイルを削除すれば良いのではないか、と考えた。

 セーフブートは成功し、起動した。しかし、上述のファイルが存在しない。見つからない。隠しファイルなのかもしれないと思ったが、隠しファイルを表示するようにしても(Command + periodです、初めて知った)表示されない。

 一番上の階層に「MacOS install Folder」と言うような名前(うろ覚え)のフォルダがあり、みたことがない。これがその当該の、破損しているファイルかと思い、それをえいやっと削除。

 そして、再起動したら、ハイ終了。起動しない。カーネルパニックになり、上述のメッセージさえ表示せずに、再起動を繰り返す。

 セーフブートでは依然起動するものの、もうどうやっていいのかわからない。

 仕方ないので、最後の手段でTime Machineからリカバリすることとした。マシンの買い替え以外でリカバリをするのは10年ぶり以上なのではないかと思う。

 リカバリ後、真っ黒な画面にポインタだけ表示されて何も進まないと言う状況になったが、それを強制的に再起動させたところ、いつも通りに起動した。いくつかのパスワードをもう一度入れたり、「写真」アプリのライブラリの再構築が必要だったり、と言うことは発生した。

 久しぶりにMacで本格的なトラブルに出会ったが、Time Machineのバックアップのありがたさと、リカバリの簡単さに改めて感心した。