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自転車購入に至る道 その5

 事前に車検をしてくれるのは、駅の反対側の地下駐輪場の管理室。ここの地下駐輪場は普通の地下駐輪場で、自分で自転車をおして降りて行き、ラックに停める形である。  この管理室のおじさんに新しい駐輪場に停める為の車検とはどういうものなのかを尋ねたところ、A4一枚のバンフを渡されて説明をしてくれた。それによると、大きさの規定がいろいろと決まっている。自転車の全長、ハンドルの高さ、タイヤの大きさなどなど。しかも、車検用の装置、というかレールに自転車を乗せてすぐに大きさが分かるようにするものがあった。  管理人のおじさん曰く「今までに車検をしたなかで、ダメだったのは2台ぐらいだったなあ。ほとんどは大丈夫だよ。第一、自転車は人が乗るように出来てるんだから、そうそう大きさが違うなんて事は無いよ。」と。  大きさの資料も入手したので、本格的に自転車選びを進めていくことにした。パッと見て気になる制限に、タイヤの太さがある。タイヤの太さが30mm以上50mm以下でなくてはならないのだそうだ。50mm以上のタイヤはあまり存在しないし、私が買おうと思っているクロスバイクでひっかかりそうなのは、30mm以上、の部分である。  クロスバイクのタイヤはインチ数が700cといわれるもので、普通のママチャリのような26インチ、27インチとは少し異なっている。27インチとほとんど同じ大きさで、ほんの少し小さいぐらいなので、27インチまでという大きさの点はクリアしているはず。しかし、太さだ。  ロードバイクは指一本ぐらいの細いタイヤを履いているものがほとんどだ。クロスバイクの場合はそれよりは太い事が多いものの、28mm程度のものが多いようだ。  色々とクロスバイクのカタログを集めたり、Webで情報収集したところ、Giantのクロスバイクが良いような気がしてきた。そこで、Giantについて集中的に調べたところ、ラインナップのうちEscapeシリーズが売れ線のようである。価格も予算範囲内だ。ただ、Giantは通販を禁止しているようで、店鋪で買うことになる。  ここで、私の自転車に対する要件を書き出してみよう。 ・駐輪場に停めたい(希望) ・メンテナンスが比較的楽であって欲しい。 ・ロードバイクほど専門的、ストイックな感じは不要。 ・軽く、スムーズに進む。 ・泥よけ ・キックスタンド  こんな感じであろうか。  実は「泥よけ」の部分で結構悩んだ。泥よけがないと、小さな水たまりを踏んだだけで、背中にピーッと泥水で模様が一直線についてしまう。雨が降っている時は乗らないとは思うが、雨が上がった後、あるいは、水はけが悪い場所だってあるかもしれない。それを考えるとどうしても泥よけはほしい。  GiantのラインナップにCROSSシリーズがある。このクロスシリーズは泥よけが装備されている。ママチャリの泥よけのような、ちゃんとした泥よけがついている。ちなみに、ちゃんとしていない泥よけとは、マウンテンバイクについているプラスチックの羽根のようなものを指している。もちろん、それでも十分に泥よけの機能は果たすわけだが。  CROSSシリーズがかなり良いのではないかと考えた。キックスタンドも標準装備である。値段もESCAPEに比べると少し安い。ESCAPEではキックスタンドも、泥よけもオプションである。また、タイヤの太さが38mmである。間違いなく駐輪場OK。  しかし、何軒か回った自転車ショップで、CROSSはESCAPEに比べると重いですよ、との指摘を受ける。軽快感が無いということらしい。ママチャリと変わらないんじゃなあ、と心配になった。  そこで、ESCAPE R3に泥よけとキックスタンドをオプション装備する方向で考えた。ESCAPE R3にはこれらのオプションがあらかじめついているエディション(ESCAPE R SE)まで用意されている。もちろん、値段は上がるが、オプション装備を後から購入するのに比べれば割安な設定となっている。  また、ESCAPE R3はカラーバリエーションがあるが、売れ線モデルということもあり、また自分にあったサイズで選ぶと、かなりの品薄で好きな色があまり選べなかった。ESCAPE R SEは2色しかラインナップされていないが、その両方ともその時にはメーカー在庫があった。  しかし、だ。問題が二つあった。例の駐輪場の大きさ制限である。一つ目はタイヤの太さ。ESCAPE R3は700x28cというタイヤを採用しており、太さは28mm。微妙に細い。足りない。また、もう一つは後輪最後部からハンドルまでの長さが1200mm以内という制限。どうも、それを大きく超えているようだ。ただ、クロスバイクであればどのタイプでもこの大きさは超えているように見える。駐輪場に停めるのは無理なのか。 続きます。