読書感想 覗くモーテル 観察日誌 ゲイ・タリーズ著

 産経新聞の書評で目にして、気になっていた本だ。この本を手に取るのは少々ためらいがあった。本のタイトル、そして表紙。中身は性的ないやらしい興味本位のものではなく、人はどうして覗くのか、何を覗きたいのか、を徐々に明らかにしていく。また、この本の当事者、ジェラルド・フースは自分のモーテルで覗き魔となっていたわけだが、それを覗いている著者、そして、それを読んでいる読者。とても不思議な感覚があった。この本は、人は選ぶかもしれないがオススメできる。

 

Macの写真アプリでiPhoneの写真が重複する

 「Macの写真アプリでiPhoneの写真が重複する」ってことにしばらく前から気づいてて、これってiOS11から採用になった写真の新フォーマットHEIFに起因するものだろうな、まさか重複するような仕様のままにAppleがするわけないし、と思っていたんですよ。

 で、今日ちょっと調べてみたら、はい、そのような仕様のままなんですね。AppleのDiscussion Boardにこの問題が上がってました。

https://discussionsjapan.apple.com/thread/110196322

 マイフォトストリームを使って、iPhone7以降でHEIFで撮影して、Macの写真アプリにライトニングケーブルを使って取り込んでいる場合に、この問題は発生するんですね。だって、動画はマイフォトストリームではMacの写真アプリに行かないし、ケーブルを使って転送するしかないわけで。

 仕方ないから、iPhone7のマイフォトストリームはオフにしました。

 ちなみに、iCloudフォトライブラリを使っていればこの問題は生じません。iCloudフォトライブラリにHEIF形式でアップロードされるから、そのままMacの写真アプリに降ってくる(ダウンロードされる)と思われます。

読書感想 「原因と結果」の経済学―データから真実を見抜く思考法 中室牧子 著

前回「学力」の経済学を読んだ。

thinkinglog.hatenablog.com

 これも良い本であったが、今回の「原因と結果」の経済学は、もう少し広く学力以外にも広げて、エビデンスとは何か、立証するとは何か、効果とは何か、を説いている。私のような統計学を知らない人にとってはとてもわかりやすい入門書で、興味深く読むことができた。とてもお勧めできる。

 

読書感想 神の二つの貌 貫井徳郎 著

貫井徳郎の本は、僕にとっては覚悟して読まねばならない本だ。空白の叫び、愚行録、乱反射。これらは全て、読後に爽快とは言えない妙な気分になる本だ。しかし、読みことから離れられない。
今回の「神の二つの貌」は、それらに比べるとやや薄い感じがする。しかし、一気に読んでしまった。