iPhoneでデュアルSIM、SIMの差し替えしたら動作しないとき

iPhoneではDSDVを使っている。eSIMには楽天モバイル、物理SIMにはドコモ系の格安SIMを使っている。物理SIMを差し替えたところ、どちらの通信もうまくいかなくなってしまった。

結論から言うと、下記のブログがドンピシャの内容だった。

https://king.mineo.jp/my/sato/reports/70981

APNのプロファイルは設定の一般からインストールするのは混同しやすい。モバイル通信のそれぞれのデータ通信からインストールさせるべきだね。

 

楽天モバイルをiPhoneで使う

 4月から本格サービスインした楽天モバイル。月額2,980円のUN-LIMITプランが1年間無料だし、楽天ポイントがたくさん戻ってくるようだし、iPhone11ではDSDV(同時に2つのSIMで待受けできる)だし、ということで申し込んで使い始めた。

network.mobile.rakuten.co.jp

 最初に一番気になるのはエリアの問題だ。Softbankだって、昔、vodafoneからSoftbankが日本の携帯事業を買収した時、散々エリアが狭い、電波が弱い、と言われていた。今では、三大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)で電波の良し悪しを問題にする人は少ない。しかし、楽天モバイルは始まったばかり。楽天モバイルに切り替えるとなるとちょっと電波リスクは怖いが、DSDV、つまりSIM2枚で同時待ち受けができるのであれば、楽天モバイルの調子が悪ければもう片方に切り替えれば良いというわけだ。

 申し込みにあたって、情報収集でお世話になったのは下記のサイト。

kakuyasu-sim.jp

 このサイトの情報を読めば、楽天モバイルに関わることは全てわかる。楽天モバイルは現時点(2020/05)ではiPhoneを公式にサポートしていないが、動作させるにはどうすれば良いのか、制限は何か、などなどとても勉強になった。

 楽天モバイルの使用感についてはたくさんのWebに記載されているのでここでは述べないが、私の環境で気になったのは、まず電波の入り。やはり、やや弱いというか、穴がある。例えば、荒川の河川敷のあるところでは、あんなに開けた場所なのに全く楽天をつかまない。あと、マンション室内などで弱いことがあった。電波を掴めれば速いのだが。

 サポートされていないのはわかっているとはいえ、iPhoneでRakuten Linkが使えないのは痛い。これが使えればどこに電話しても無料で、Rakuten Link同士であれば音質も良い。これがiPhoneで使えるようになることを強く願う。

Apple TV+はApple TV 2ndでは見ることができない

 ディズニーデラックスを2ヶ月契約して徹底的に見た。一番見たかったのは、マンダロリアンで、期待に違わぬ素晴らしいドラマだった。一旦、ディズニーデラックスの契約は中断して、次に契約してみたのはApple TV+。始まったばかりのサービスだが、オリジナルドラマの評価が高いと聞く。

 Apple TV+(こちらはサービス名のApple TV+)を我が家のApple TV(こちらはハードウェアのApple TV。ややこしい。)で見ようとしたが、我が家のApple TVは第二世代。なので、Apple TV+アプリが搭載されていない。これは予めわかっていたことなので、iPadで(iPhoneでも良いが)Apple TV+を映して、それをAirPlayでApple TV経由でテレビに映せば良いと考えた。

 しかし、どうやってもできない。エラーが出る。他の動画、例えばYouTubeは正常にAirPlayできるから、Apple TV+がAirPlayで飛ばせない、ということになる。第二世代Apple TVの問題なのかもしれないから、他の機種例えば第3世代以降ならばAirPlayで飛ばせるのかもしれないが我が家ではテストできない。

 どうしたら良いかと困っていたら、Amazon Fire TV StickにApple TVアプリがリリースされていた。2020年4月のリリースだから、つい最近だ。日本以外の国でリリースされていたのはニュースで知っていたが、日本で出ていたとは知らなかった。これを我が家のAmazon Fire TV Stickにインストール。これで問題なくApple TV+をテレビで見ることができるようになった。

 我が家では、ディズニーデラックス、Apple TV、Amazonの動画サービス、をFire Stickで見たが、どれも画質的には問題ない。ただ、AppleTVは再生開始までにやや時間がかかる印象。ただし、始まってしまうと高画質で、途切れることもない。ディズニーデラックスは夜間のネット混雑時間帯に時折途切れることがあった。

 

 

USB-C PD充電器 30WでLenovo X390を使うと

 会社で貸与されたLenovo X390の自宅あるいは出張用充電器を検討した。最初に配布されたのはLenovoのUSB-C 65W充電器だ。LenovoのX390の情報を確認すると、45Wが同梱されているモデルもある。なので、45Wは普通で、65Wは急速充電が可能なのだろう。

 自分で充電器を購入する場合、今回は持ち歩きの際の小さを優先することとし、あえて供給電力30Wの充電器を購入した。下記のAUKEYのPA-Y19だ。

  使用したところ、

・PA-Y19を接続してX390を起動すると、最初に警告が画面表示される。Slowな充電しかできないよ、最初についてきたものを使ってね、というアラーム。ESC押してそのまま起動プロセスに進むことができる。

・実際、充電は65Wに比べるとグッと遅い。が、PC使用しながらも徐々に充電して行く。

・充電時はPA-Y19の本体がまあまあ熱くなる。

 余程、大きさを小さくしたいのでなければ、60Wクラスの充電器を購入した方が良いかもしれない。

iPhoneとマイナンバーカードで確定申告

 マイナンバーカードも取得したことだし、確定申告の電子的な提出e-Taxを初めてやってみた。令和元年度分(2019年分)の確定申告だ。

 我が家にはスマートカードリーダーは無いし、Windowsパソコンもないので、Macでe-Taxはできない。スマホをスマートカードリーダーに、というのも、Windowsではない時点でダメだし、iPhoneはそもそもスマートカードリーダーにならない。そこで今年からできるようになった、iPhoneで直接確定申告、をやってみた。

www.e-tax.nta.go.jp

 まず、このページ。どこから読んだら良いのか分からない。どうにかiPhoneを使ったやり方を探し当てると、iPhoneのアプリのマイナポータル場での初期登録が必要とのこと。この手順がややこしい。丁寧に書いてあるので、その通りやれば良いのだが、マイナポータルからSafariに飛んだり戻ったりと、わかりづらいことこの上ない。マイナポータルとe-Taxを接続するというページの作りもスマホ用になっていなかったりと、まだまだ発展途上だ。

 そこをなんとか終えて確定申告の入力になると、こちらは比較的スムーズ。入力途中の保存もできるが、iCloud上のローカルファイルとして保存されるので、ちょっとわかりづらい。

 入力を終えると、確定申告書に署名して、提出になるが、これの電子的な進め方がわかりづらい。マイナポータルに飛んだり、Safariに行ったりと、これまたわかりづらい。また入力後の最終確認や、提出物はpdfで閲覧することになっていて、これもみづらい。これを印刷、保管しろというのだから、普通のスマホユーザーには無理なのではなかろうか。

 私の場合、医療費控除と、ふるさと納税があったが、結局最後までやってわかったのが、医療費通知は紙を提出する必要があるということ。(なお、寄付金証明書は提出の必要はないが、5年間の保管の義務がある。) これが最初からわかっていれば、パソコンで確定申告書を作ったのに・・・と思ったが。

 医療費通知もマイナンバーで自動的に実績が取れるようになれば紙の提出は必要なくなるはずなので、将来的には全てスマホ上で完結するようになると信じたい。

 

PS4(CUH2000)からWiFi 5GHz 36チャンネルに接続できない(続報あり)

 備忘録。

 我が家のPS4(スリム型 CUH2000)は無線アクセスポイントBuffalo AirStation WSR-1166DHP3に5GHzで接続している。

 この前、自宅の近くに、設定していた5GHzと近いチャンネルで5GHzのアクセスポイントがあることに気づき、チャンネルを100番ぐらいにしたところAmazon Fire TV Stickが5GHzで接続できなくなった。調べると、Amazon Fire TV Stickは5GHzのうち特定のチャンネルしかつながらない仕様だ。AmazonのFire TV Stickの商品ページに明記してあった。「5GHz帯はW52の36, 40, 44, 48の4チャンネルにのみ対応」

 そこで36チャンネルにしたところ、今度はPS4がつながらなくなった。いろいろ試したがどうしてもつながらないので、無線アクセスポイントの5GHzのチャンネルを40にしたところあっさり接続。チャンネル36では接続できない、という知見を得た。

 

続報。

 近隣のアクセスポイント等のチャンネルのバッティングが気になっていろいろ試しているうちに、帯域と関係があるのではないかと思いついた。上述のつながらなかったときの設定、5ギガヘルツ36チャンネル、帯域は80メガヘルツだった。今回、再度同じ設定にしたところやはりつながらない。表示は、インターネットに接続してください、になる。そこで帯域を40メガヘルツにしてみると、プレイステーションが読み込んでいるような○× △表示をしはじめたが、読み込めない。そこでさらに帯域を狭めて20メガヘルツにすると、読み込めた。

 我が家のインターネット環境は、VDSLなので最大100Mbpsである、そこから考えると帯域20メガヘルツで十分。このまま運用しよう。

NAT64/DNS64は速い

 5Gなんてやってきたら、「自宅にインターネット回線を引くとか何の意味があるんすか?」と言われそうな気もするけれども、現時点(2019年8月)ではまだ自宅の固定回線の必要性があるように思える。世の中的には、固定回線なく使っている人もたくさんいるとは聞くけれども。

 

 この自宅の固定回線をどこの業者にするのか、というのは、選択肢も多く、どうやって選んだら良いのかわからないという人も多いのではないか。Softbank Airのように、固定回線を携帯電話網で、という考え方もあるが、ネット上の評判を見ても僕はどうしても速度の低下の懸念が拭えない。我が家では固定回線は光ファイバーをVDSLで引き込んでいる。マンションが古いため、マンション構内で光ファイバーを引き込むことができない(この顛末は別の記事に書いている)。

 

thinkinglog.hatenablog.com

 

 

thinkinglog.hatenablog.com

 

 VDSLは上り下りとも100Mのスピード。今となってはやはりやや物足りない数字だが、これ以上望めないのだから致し方ない。しかし、この100Mというスピードも混雑時に出すことは難しい。フレッツ光を足回りに使っているPPPoEでは混雑でスピードが十分でないことがある、ということらしい。

support.biglobe.ne.jp

 我が家で使っているBiglobeではIPv6を提供しており、今まで「IPv6オプションライト」というものを契約していた。混雑しているPPPoEではなく、IPv6のIPoEを使うことができるのだが、実際どのようなものなのかよくわからずに使っていた。そのような中、BiglobeからNAT64/DNS64トライアル利用の案内があり、先日から利用を開始した。ちなみに、現時点(2019年8月)これはあくまでもまだ一般公開されたサービスでなく、利用者を限定したトライアルでの実施だ。

support.biglobe.ne.jp

 結論から言うと、NAT64/DNS64は速い。もし使える機会があるならば申し込んだ方が良い。(ただし、BiglobeのNAT64/DNS64の申し込みページにある通り、いくつかの特殊なケースが動作しなくなる。)


 ただし、このサービスは現状トライアルで一般には申し込めない。その場合は、Biglobeならば「IPv6オプション」サービスを使うべきだ。他のプロバイダーではIPv6プラスというような名称かもしれない。また、重要な点だが「IPv6オプションライト」ではない。「IPv6オプションライト」と「IPv6オプション」の違いを簡単に言うと、接続先のサイトがIPv6に対応していない場合、つまりIPv4のみの場合、オプションライトでは従来の接続のやり方PPPoEを使用して接続し、混雑を回避できない。しかし、IPv6オプションでは、そのような場合でもIPoE接続を経由して接続でき、混雑を回避することができる。

 

 したがって、IPv6オプション(v6プラス)を利用している場合には、NAT64/DNS64を利用してもスピードが上がる可能性は無い。

 

 では、なぜIPv6オプションではなくNAT64/DNS64が提供される(トライアルだが)のかというと、自宅ルーターが特殊なタイプである必要がないから、だ。IPv6オプションでは、自宅ルーターはそれに対応したモデルである必要がある。ひかり電話、を契約した場合には、そのサービスに対応したルーターが設置されるので問題ないが、それ以外の場合には、自分でIPv6オプションに対応したルーターを用意するか、あるいは、プロバイダーからレンタルする必要がある。それが、NAT64/DNS64では、基本的には何も変更が必要ない。

 

 とすると、次の疑問としてなぜNAT64/DNS64をサービスしないのか(IPv6オプションの代わりに)ということになる。ここからは私の推測だが、NAT64/DNS64は接続業者側の費用がかかる、つまり装置の値段が高い、のではないか。また、IPv6に対応しない機器、IPv6アドレスを取得できない機器は、NAT64/DNS64を使うことはできず、従来のPPPoE接続になってしまう。IPv6オプションでは、IPv6非対応機器でも速度向上が見込めるのだ。ただ、今時IPv6に対応していない機器は少なくなりつつある。我が家では、ゲーム機、Scansnapは非対応だが、Mac、iPhoneは対応している。

 

まとめ
・IPv6オプション(v6プラス)は申し込むべき。ひかり電話を使っているなら機器もそのまま。
・NAT64/DNS64はIPv6オプションを使っていないならば申し込むべき。IPv6オプションを使っているなら、そのままでいい。